1.0mm前後の板厚 |
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1.0mmの板部が縦積層なら安定しますが、横積層になると形状は保ちますが強度などに不安が残ります。
形状だけなら0.8mmまで再現できます。 |
必要ならあらかじめモデルの肉厚を増す、積層方向を考えるなどの対処が必要です。 |
0.5mm前後の板厚 |
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0.5mmの板部が縦積層なら安定しますが、横積層になると形状は再現できません。横積層は0.8mm程度の板厚となります。 |
必要ならあらかじめモデルの肉厚を増すなどの対処が必要です。 |
φ1.0mm以下の穴 |
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造形方向、深さにもよりますが形状は残りにくく、埋まってしまう恐れがあります。 |
痕跡を基にドリルでもみ径を出す、もしくはモデルの穴径を増す必要があります。 |
φ0.5mm以下の穴 |
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形状は再現できずに埋まります。0.5mm以下は再現できないと考えてください。 |
モデルの穴径を増す必要があります。 |
溝幅の狭いスリット |
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特に肉厚だと熱影響を受けやすく、造形方向、深さにもよりますが形状は残りにくく、埋まってしまう恐れがあります。3mm程の幅でも埋まるものがあります。 |
痕跡を基に手加工で修正するか、もしくはあらかじめモデルのスリット幅を増す必要があります。また、切削加工を検討するなどもひとつの方法と思います。 |
φ1.0mm前後の
ピン |
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φ1.0mmのピンが縦積層なら楕円にはなりますが比較的強度は安定します。ただし、横積層になると1.0mmまで形状は保てますが強度に保証はできません。 |
必要ならあらかじめモデルのピン径を増す、積層方向を考えるなどの対処が必要です。 |
ボスの穴径・深さ |
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穴径・深さなどにもよりますが粉が残りやすく粉を取り除いても小さくなる傾向があります。また穴深さは熱影響を受けやすく浅くなります。 |
穴をガイドにドリルでもみ径を出します。ドリルが通せない部位はあらかじめモデルの穴径を増す必要があります。また穴深さは必要に応じて0.5mm深くしておくと安心です。 |
壁に囲まれた空洞 |
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粉が詰まった状態で造形されます。 |
お客様の了解を取る、またはあらかじめモデルを分割する、抜き窓を設ける、空洞の部位を埋めるなどの対処が必要です。 |
粉の取りにくい
囲まれた形状 |
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通常の仕上げ作業では粉が残ってしまう恐れがあります。 |
あらかじめモデルを分割する、粉の抜き窓を設けるなどの対処が必要です。 |
尖った形状 |
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造形方向にもよりますが先端が丸くなります。先端に寸法がある場合はそれが影響し短くなります。 |
使用内容にもよりますが了解または加工での解消などの検討が必要かもしれません。 |
1mm前後の半球体 |
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だんだん消えていく形状になってしまうため高さ、強度などが保ちにくく、綺麗に表現できません。 |
半球体の形状は表現できませんがφ1.3mm L=0.6程度の円筒にすると強度も保てます。 |
その他公差の
厳しい形状 |
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ドリルで対応できる穴径など以外は基本的に造形において100分台の公差は難しいと思われます。 |
様々な形状があるかと思いますが、その都度、切削加工などの方法を検討する必要があると思います。また、了解などで対応できれば安心です。 |
かん合時に
干渉する |
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かん合しません。 |
設計様の意図の場合もありますので設計様の確認をして下さい。必要に応じあらかじめモデルの修正をする、または後加工での対応になると思われます。 |
造形後に
Assyにならない |
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単体の形状は良くても組付けできません。 |
設計様の意図の場合もありますので設計様の確認をして下さい。必要に応じあらかじめモデルの修正をする、または後加工での対応になると思われます。 |
細かい三角リブ |
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造形方向、高さにもよりますが形状は表現しにくく、機能的に問題が生じる恐れがあります。H=0.3mm以下は痕跡も残りません。 |
高さを頂点で0.5mm程度高くすると形状も再現しやすく、手加工で調整も効きます。 |