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今回この出張で生まれて初めて日本を離れて異なった環境に身を置くことで僕はいろいろな事を考えそして感じました。仕事の面では僕自身が英語やドイツ語が話せて理解できる訳ではないですし、実際に機械(EOSINT P)を動かしたことはないのでEOS本社での機械の見学やIUM(インターナショナル・ユーザー・ミーティング)での各社の発表を聞いて技術的なところで成果が大きくあったとは決して思いませんが、ただ各国から集まった参加者の皆さんと並んでこの業界の雰囲気みたいなものを味わい、また皆さんの真剣で希望に満ちた表情を見ることができたことは僕の今後においての一番大きな成果になりました。
参加者の皆さんは大きな計画性を持って造形技術に苦悩しながらも成功したときの喜びや達成感などを感じながら前向きに仕事に取り組んでいるように僕の目には写りました。そんな参加者の皆さんを見ていると何だか自分が小さく感じられました。
国や仕事の内容は違いますが他社の皆さんもがんばっていますよ。いろんなところにアンテナを向けてやっていますよ。圧倒されました。
ただ、そんな中でも歴史の浅い粉末業界の中でがんばって努力していけば近い将来長坂の造形技術も、参加者の皆さんと近いレベルまで持ち上げ、同じ目線で話ができるようになるかもしれないとも感じました。
また、造形は簡単に言えば多くの時間と人の手を通って作っていたものを短時間で機械に作らせる、それも同じ品質のものを作ることができるとても夢のある機械です。うまく使えば会社も潤い、僕らの体も楽になるものと思います。
簡単に軌道に乗るとは思いませんが、計画性を持ってコツコツとがんばっていこうと思っています。皆さんも協力お願いします。
そして、海外に対する意識も多少変わりました。渡る前はただただ怖いようなイメージと言葉や習慣が判らない不安から2、3日はとても疲れました。それでも人とのふれあいや美しい街で過ごすうちに気持ちもやわらぎ帰る頃にはもう少し滞在したいという気持ちに変わっていきました。
言葉は相変わらずわからなかったけれど皆さんが一生懸命コミュニケーションを取ろうとしてくれたり、笑いかけてくれたり国は違っても人の優しさみたいなものを感じることができました。そういう人との出会いも僕にとっては今回の旅の大きな収穫の一つといえます。
街やホテルで出会った人、IUMで出会った皆さん、そして日本人の参加者の皆さん・・・。僕にとってはみんな良い経験です。
ドイツはもちろん、他の国にも渡る前に勉強してからなら行ってみたい気持ちになりました。ただもう少し語学を覚えたいですけど・・・。
最後にこの出張に参加させてくれた社長をはじめ、同行して頂いた池田さん、小西さん(中央物産)に感謝します。そして皆さん、これからもサポートよろしくお願いします。
【番外編】IUA2006開催地「ドイツ・ミュンヘン」の街並み(2) |
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ミュンヘン市内の中央駅 |
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約485年前に再建された城 |
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ワールドカップ開幕戦スタジアム
「アリアンツアレナ」 |
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