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社員レポート:“IUM2006”で学んだこと 〜僕らがドイツで見たものは?〜


IUM2006レポートTOP池田彰彦レポート松本亮レポート


ドイツ研修を終えて・・・
世界20ヶ国以上から集まるユーザーミーティングでは、医療、スポーツ、土木など各国の様々な分野での粉末造形品の活用事例を聴くことが出来ました。
医療では、骨折部のボルト用の穴あけ加工に使用される位置決め治具。スポーツではサッカー選手一人一人にあったスパイクシューズのソール。土木では下水道の水量ゲージが発表されました。
これらの事例にはワンオフもの、少量量産品という共通点があります。それは当社でも同じで、設計様からご依頼頂くワンオフものの試作品であったり、またはカードで指示を頂く少量量産品の改造、または手造りに該当するのです。
造形機は3Dデータから直接製造するマシンで、金型または木型を必要としないためにワンオフもの、少量量産品に対し、低コスト、短納期で対応できるのです。“大量生産をすればコスト低減”という考えはなくなります。
たとえオーダーメイドのワンオフものでも市場が広がれば、安くお客様に提供できる時代は近いのです。
したがって、私達の現状の業務のように、設計様から支給される3Dデータをもとに造形品を作製するだけではなく、今後は当社で3Dデータ化できる技術を向上させることが、他業種参入、受注拡大につながると考えます。
まずは3Dデータなのです。ユーザーミーティング会場でもスキャニングのマシンの紹介もされておりました。最高の造形機と最高のスキャンのマシンとのコラボが最高の製品をつくりだすのだと感じました。


当社の造形機にはナイロン12という材料を使用します。みなさんはこの「ナイロン12」という文字に見覚えはないでしょうか?実はこの材料は男性の方では、ひげ剃り前に、剃りを良くするために顔に塗るシェービングローションに含まれているものなのです。
また、女性の方ではファンデーションの中に含まれているそうです。(容器に表示してある配合成分をごらん下さい。)
EOSではこの材料が人体に影響ないことを立証し、造形機で人骨を作製しています。ヨーロッパではいくつかの事例があるそうです。
日本でも近い将来、医療の分野で造形機が活躍し、(株)長坂が人々を救う日がくるかもしれませんね。
現状の会社の製品、仕事だけにとらわれず、他業種に対応できる知識、技術、営業力が求められることになると思います。お客様にマシンの価値を、マシン自体を知ってもらうことが時代(製造概念)を変えることになると考えます。


今回、ミーティングに参加させて頂き、私自身すべてにおいて視野が広がりました。ありがとうございました。様々な分野で活躍できるこのマシンをどんどん売り込みたいと思います。
技術の面ではあまり表に出てこない業界と良くいわれますが、それはどの業界でも同じです。
(株)長坂が“ものづくり”において培ってきた技術を付加価値とし他社との差別化に重点を置き努力しなければなりません。さぁ みんなで頑張りましょう!
ヒーターケースの様な収縮の激しい形状は、条件出しが難しいと言われております。松さんがEOSのプレゼン会場でヒーターケースの発表を、すべて英語で語る日はそう遠くはない。

〜ダンケ シェーン〜

試作1課1係:池田 彰彦




【番外編】IUA2006開催地「ドイツ・ミュンヘン」の街並み(1)
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露店:ホワイトアスパラが旬です 白い建物は三越です 白い建物は三越です



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